【お酒】急性アルコール中毒の際に覚えておくべき3つの治療方法
お酒を飲む機会が多い人ほど、急性アルコール中毒になるか、遭遇する可能性が高くなります。
しっかりとした知識を持って、最低限の治療を学べば最悪の結果を回避することが可能です。
では、急性アルコール中毒における治療方法には、どのようなものがあるのでしょうか?
急性アルコール中毒はすぐに治せない
急性アルコール中毒は、エタノールの急性中毒と考えることができます。今のところ、この中毒に対する解毒薬は存在しません。
そのため、対症療法としては輸液と利尿を施してエタノールを体外に排出させることが一番の方法となります。
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つまり、病院でも病院外でも行う方法は同じだということを意味しています。
ただ病院のほうが設備が整っていますし、専門の診断を受けることができるので異変を感じたら独断で治療をするのではなく、すぐに救急車を呼ぶことをまずは心がけてください。
意識が朦朧としたときの治療とは?
急性アルコール中毒の症状として、眠りながら意識を失うというものがあります。
最初は寝息などを立てていたので、心配ないと思っていたらゆすっても、つねっても起きる気配が無くなるなど症状が悪化する可能性があります。
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痛みを加えても起きない場合、意識が朦朧としている可能性がありますのですぐに救急車を呼びます。
治療というほどでもありませんが、救急車が到着するまでの間に、嘔吐をしても良いように横向けにするなどして、嘔吐物が喉に詰まらないように工夫しましょう。
急性アルコール中毒は体温低下を防ぐ対策を
激しい嘔吐をしている場合、また嘔吐に吐血が確認できたら救急車を呼ぶべきです。
エタノールを体外に出すひとつの方法として体が反応していることですので、嘔吐を止めることは逆に危険です。
この場合、治療方法としては喉に嘔吐物が詰まらないように、寝ながらの嘔吐の時は横向けにするなど体位に気を配ります。
嘔吐をすると、体温が下がる傾向にありますので人肌程度のぬるま湯を大量に飲ませて、体温の低下を防ぎます。また毛布などをかけてあげることも忘れないようにしてください。
血中アルコール濃度を下げる治療が最優先
急性アルコール中毒かそうでないかは、ある程度の見分けが付きますが、素人目で判断するのは危険です。
ある程度は周囲の人が治療をしてあげることが重要ですが、手に負えない場合には躊躇せずに救急車を呼ぶべきです。
治療という面に関しては、アルコールを体外へとにかく出すことが求められるので、人肌程度のぬるま湯を大量に飲ませ利尿作用を活性化させます。
また嘔吐をした場合には、胃の内容物を出し切るまでとにかく吐かせます。このときに喉に詰まらせないように注意しながら、ぬるま湯を飲ませて対処しましょう。
とにかく血中濃度を下げること。これが治療の最優先とすることを忘れないようにしてください。
急性アルコール中毒になった場合、治療は限られています。血中アルコール濃度を下げるために、利尿か輸液を用いるしかありません。
引き続き、「アルコール症状」を紹介していきます↓
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