【お酒】アルコールが抜ける時間の正しい算出方法
アルコールが体から抜けるには、どれだけの時間がかかるのか。あまり知らない人も多いのではないでしょうか?
大体の時間しか知らないと、もしかしたら翌朝車を運転している段階では酒気帯び状態かもしれません。
アルコールの抜ける時間を正確に把握し、お酒と上手に付き合いましょう!
ここでは、アルコールが抜ける時間の正しい算出方法について紹介していきます。
アルコールは飲む量によって抜ける時間が変わる
アルコールが抜ける時間は、大雑把に言えばお酒を3倍飲めば、体から抜ける時間も3倍かかることになります。
ビールなら大体6時間程度で抜けるだろうと考え、夜中に2時過ぎまで飲酒をして朝の8時に車で出勤をしたらほとんどは飲酒運転になります。
飲む量によって、体内からアルコールが抜けるのに時間がかかるのですから、前日にどれだけ飲んだのかを把握して、翌朝のことを考える必要があります。
抜ける時間には個人差がある点に注意!
アルコールが抜けるまでの時間は、もちろん個人差がありますがある程度は算出できます。
「体重1kgあたり約0.1g/hのアルコールが分解できる」という風にされてます。つまり、体重60kgの人ならば、1時間でおよそ6gのアルコールを分解できることを意味しています。
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アルコール度数5%のビール500mlに含まれるアルコール量は約20gです。この計算でいけば、体重60kgの人が500mlのビールを飲んだら、分解するのに3時間以上かかる計算になります。
500mlを2本、3本と飲んだら、それだけ分解にかかる時間も2倍、3倍と増えていくのです。
体重に比例してアルコール分解速度が早くなる
計算式を見ると分かりますが、体重に比例して分解速度が早くなることが分かります。
この原因は、体重が多いということはアルコールが溶ける血液の量が多いということと、肝臓の大きさは脂肪を除いた体重に比例をするからです。
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ただ、これもあくまでも理論値から求められた計算になります。
個人差はありますから、体重が多いから分解が早いのでたくさん飲んでも大丈夫という訳ではありませんので、注意してくださいね。
アルコールが抜ける具体的な計算方法
ではより具体的に、アルコールが体から抜ける時間について求めていきましょう。
まずは、身体が1時間に消化できるアルコール量の計算ですが、次のように算出できます。
体重[kg]×0.1=1時間に分解できるアルコール量[g]・・・@
続いて、飲んだ純アルコール量を計算するには、次の式に当てはめます。
[アルコール度数÷100]×量[ml]×0.8[アルコール比重]=純アルコール量[g]・・・A
最後に、飲酒量からアルコールが抜けるまでの時間を算出します。
A÷@=飲んだアルコールの消化時間
たとえば、体重50kgの人がビール500mlを1本飲んだ場合は次の計算により導き出せます。
20g÷5g/h=4h
これによって、4時間で摂取したアルコールが分解できることが分かります。
アルコールが抜ける時間というのは、体重と飲んだアルコール量、純アルコール量によって導き出されます。
この計算式を参考にしながら、自分だったら後何時間で抜けるのかどうかを考えてみてはいかがでしょうか。
引き続き、「アルコール症状」を紹介していきます↓
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